430MHzならばループアンテナでもハンディトランシーバに取り付けられるということで、試作してみた。試作なので雨対策や部品保護は考えていない。 ループの周長は70cm（1波長）、直径は約22cmで幅10mm、厚さ1mmのアルミの平板棒を使用した。マッチング方式はガンママッチである。マッチング棒の先端は構造上安定させるためショートし3点支持とした。キャパシタはセラミックトリマ（容量不明）である。

左側の写真のようにRigExpertに取り付けた状態で測定しながら調整した結果、430～440MHzまで実用上十分なSWRを達成できた。 右側の写真はトランシーバに取り付けた使用状態である。約2kmの距離を自転車＋ハンディトランシーバ（ホイップ）の相手と２階のベランダから交信したところ、純正のホイップでは中ほどまでしか交信できなかったが、このループアンテナでは最後まで交信ができた。